山根悟D.Cの待望の新刊発売!
筋肉を動かすだけで、腰痛が治った!
患者さんに説明できる内容が盛りだくさんです!
座る生活が長く、パソコンやスマホを触らない日がありません。
腰や股関節まわりの筋肉が疲れてきて、股関節の動きが悪くなる → 骨盤が不安定となる → 猫背 という負の連鎖が起こります。
一体、何が原因となるのでしょうか?
それは、体の構造的な問題ではなく、機能の低下が問題となります。
運動器官は、動きのある機能と安定させる機能に分かれ、例えば、股関節は動くことが主な仕事で、もしも股関節が動かなければ他の部位が補正しなければならなくなり、その結果、近隣の腰や膝の関節に負担がかかります。
腰は安定させるのが仕事で、殿部の筋肉が弱い人は背中が丸まり、すると背中の関節が動かず、その結果、腰の働きが過剰となり「腰痛」の原因となります。
そこで大事なのは「機能運動性」といったものです。
機能運動性とは・・・
- 柔軟性(関節の可動域)
- 安定性(筋肉の強さ)
- バランス(動きの協調性)
この3つの総合得点で、体を動かしたいように動かせる能力のことです。
上記1~3の機能運動性を高めるには次の3つが大切です。
- 軟部組織のリリースをする
- カラダの正しい使い方を知る
- 足腰の強さとバランス感覚をつける
体が疲れやすく、自由に動きにくくなるのは、運動をしないからではなく、同じ使い方しかしないために機能運動性が失われていくからなのです。
つまり、体力の衰えとは、機能運動性が落ちているからなのです。
人間の機能運動性について、医学的見地から追及する理論が機能運動医学となります。
大事なことは、柔軟性(筋肉や関節の動き)があっても、安定性(筋肉の強さ)がないとすぐに壊れてしまい、そのために体を支えるトレーニング必要となります。
では、効果的な運動とはどういったものでしょうか?
それは、有酸素運動と筋トレです。
具体的には・・・
- 中程度の有酸素運動(10点満点中5~6点の強度で行う)を1週間に150分行う
- 体の主な部位をすべて使った週2回以上の筋トレ
になります。
是非、運動を取り入れた施術に力を入れましょう。